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ミヤマキンポウゲ

乗鞍高原一の瀬   

乗鞍高原の中心地一の瀬園地は、春のミズバショウに始まり、スモモ、コナシ、初夏にはレンゲツツジ、キンポウゲなどが次々に開花する爽やかな高原。(写真は乗鞍岳とレンゲツツジ 6月中旬〜下旬)


ミズバショウ
ミズバショウ (乗鞍高原一の瀬 4月下旬〜5月中旬)

標高約1500mの一の瀬園地で、ゴールデンウィーク頃にちょうど花の最盛期を迎える水芭蕉。木立の向こうには乗鞍岳、仰ぎ見れば紺碧の大空。乗鞍高原ならではの明るく開放的なムードの中で、他とはひと味違った風情を楽しめる。
コナシの花 ニリンソウ (5月中旬〜下旬)

白い萼片を持つ花をつける。多くは1本の茎から特徴的に2輪ずつ花茎が伸び、和名の由来となっている。根茎で増えるため、群落を作ることが多い。

スモモの花
スモモの花 (乗鞍高原一の瀬 5月中旬〜下旬)

一の瀬園地を中心に群れて咲く花が、あたりを真っ白に染めていく。開花に合わせ「すもも祭り」も毎年開催。アルプホルンの音色が響く高原で、チロリアンムードを満喫しながらのんびり花見を。

コナシの花 コナシの花 (乗鞍高原一の瀬 5月下旬〜6月中旬 )

スモモに続いて一の瀬園地でつぼみを開くのが、ズミとも呼ばれるコナシ。鮮やかな緑の葉と純白の花が美しく調和する。間近でその可憐な姿をじっくり愛でるもよし、遠景をカメラに収めても絵になる花。
コナシの花 チゴユリ (5月・6月)

落葉樹林の木陰に生える。高さ15-30 cm。球根はなく、白くてやや太い地下茎を持つ。和名の由来は、小さくて可愛らしいことから「稚児ユリ」と呼ばれる。
ミツバツチグリ (5・6月)

茎の高さは15-30cmになる。葉は3枚の小葉からなり、小葉の形は長楕円形-卵形で縁には鋸歯があり、葉柄の基部には托葉がつく。
フデリンドウ (5・6月)

花は日があたっている時だけ開き、曇天、雨天時は、筆先の形をした蕾状態になって閉じている。気をつけて見ていないと見逃してしまう小さなリンドウ。一の瀬牧場の大カエデ付近にまとまって生えている。
ウワミズザクラ (5・6月)

和名は、古代の亀卜(亀甲占い)で溝を彫った板(波波迦)に使われた事に由来する。よく似たイヌザクラとは、花序枝に葉がつく事などで区別できる。
タチツボスミレ (5・6月)

ごく身近に見られるスミレ類の一つである。丸い葉と立ち上がる茎が特徴である。葉は始めは根出するが、茎が伸びると葉もそこにつくようになり、丸っこいハート形。花は薄紫。
オオツリバナ (5・6月)

名前の通り、葉が幅広く、花も実も吊り下がったように付く。花は集散花序で花柄は3〜15cm、淡緑白色の 直径8mm程の花を咲かせる。
コミヤマカタバミ (5・6月)

春にピンクがかった白い小さな花を咲かせる。まれに赤や紫の花も見られることがある。夜間や雨の日には花や葉は縮まる。牛留池付近で見られる。
ショウジョウバカマ (5・6月)

花茎はその中から出て高さは10〜20cm、先端に横向きに花が付く。花の色は生育場所によって、淡紅色、紫色、白色と変化に富んでいる。牛留池周辺でよく見られる。
ミヤマザクラ (5・6月)

桜の野生種の一つ。名前の通り山の深い場所に生えることが多く、暑い場所より涼しい場所を好む。花は春の終わりごろ、五月下旬から咲き始める。

ムラサキヤシオ (5月下旬〜6月中旬) 

葉に先立って枝の先に3〜4個花が付く。八入(やしお)と言われるだけあって、何度も染色を繰り返したような鮮やかな赤紫が美しい。善五郎の滝周辺でよく見られる。


ミツガシワ
ミツガシワ (乗鞍高原一の瀬 6月上旬〜6月中旬)

一の瀬園地・どじょう池の周辺に群生するミツガシワ。かわいらしい真っ白な花が湿原一帯を覆い、ミズバショウとはまた異なる風情を堪能させてくれる。カシワに似た3枚の葉がつくことから、この名がある。
ベニバナイチヤクソウ ベニバナイチヤクソウ (6月上旬〜6月中旬)

「紅花一薬草」と書くように、傷や虫刺されに効く薬草としても知られる。イカリソウなどと同じく、林の木陰などに育つ。
スズラン スズラン (6月)

キミカゲソウ(君影草)ともいう。葉は2、3枚根生し、長さ10〜18センチ、幅3〜7センチ。初夏、高さ20〜35センチの花茎を出し、径約1センチの鐘形で純白色の花を5〜10個下向きに開く。

レンゲツツジ
レンゲツツジ (乗鞍高原一の瀬 6月中旬〜下旬) 

乗鞍岳をバックに、一の瀬園地を鮮やかな紅色一色に染めあげるレンゲツツジ。この地独特の深いブルーの空によく映える。盛りの時季にはベストショットをねらって、大勢の写真愛好家たちが集まってくる。
アマドコロ アマドコロ (乗鞍高原一の瀬 6月〜7月)

花は鐘形で色は白く、先の方は緑がかっている。葉は普通の緑のものと斑入りのものがある。茎や根茎には甘みがあり、山菜として食用にされる。

キンポウゲ
キンポウゲ (乗鞍高原一の瀬 6月中旬〜7月上旬 ) 

見る者をホッとさせるような愛らしいキンポウゲは、レンゲツツジと時季を重ねて花盛りとなる。2つの花の競演、コントラストの妙を存分に楽しんで。風景写真や記念のスナップを撮る人の姿も多い人気のスポットだ。
ウツボグサ ウツボグサ (7月〜8月)

茎は高さが10〜30cmで、断面が四角形である。花期は7〜8月頃で3〜8cmの花穂に紫色の唇形花を密集して咲かせる。
キンポウゲ
ヤマホタルブクロ (7月 ) 

ホタルブクロの変種で、山地に多く生育する。ほとんど外見は変わらないが、萼片の間が盛り上がっている。一方、ホタルブクロは萼片の間に反り返る付属片がある。
ノアザミ ノアザミ (乗鞍高原一の瀬 7月〜8月)

花(頭状花序)は筒状花のみで構成されており、直径は4-5cm。花の色は紫色であるが、まれに白色のものもある。花を刺激すると花粉が出てくる。総苞はよく粘る。
キンポウゲ
ヤマオダマキ (7月〜8月)

山野に自生するキンポウゲ科の高山植物。高さが30〜50cmになり、長い茎の先に2〜3cmの黄色の花を下向きに付ける。

ゲンノショウコ (7月〜9月)

江戸時代から民間薬として用いられるようになり、『本草綱目啓蒙』(1803年)にも取り上げられた。ドクダミ、センブリなどと共に、日本の民間薬の代表格である。

キンポウゲ
コオニユリ (8月)

高原を散策すると緑の草原にポツンと朱色の花を垂れて咲かせる気品あるコオニユリの姿に出会えます。

ネジバナ (8月〜9月)

花茎から伸びる子房は緑色で、茎に沿って上に伸び、その先端につく花は真横に向かって咲く。花は小さく、5弁がピンク、唇弁が白。

サラシナショウマ (8月〜9月)

背丈は40〜150 cmで、葉は互生して長い枝に多数の白い花を付ける。花には両性花と雄花がある。名前の「サラシナ」は若菜を茹で水にさらして山菜として食したことに由来する。
マツムシソウ マツムシソウ (8月中旬〜9月上旬)

羽状に裂ける。夏から秋にかけて紫色の花をつける。花は頭状花序で、花の大きさは径4cmほどである。 薬草として皮膚病などに用いられることもある。

キンミズヒキ (乗鞍高原一の瀬 8月〜9月)

高さ0.5〜1.5メートル。全体に毛があり、根茎は太い。葉は羽状複葉、小葉は大小からなる。名は、植物体がミズヒキに似ており、花が黄金色であることによる。

ウド (8月〜9月)

茎は高さ約2メートル、葉は長さ1メートルを超え、茎に互生し、長さ10〜15センチメートルの卵形の小葉が2回羽状に集まる大形の複葉である。

ノコンギク (8月〜9月)

高さ30〜60センチメートル。葉は短い柄があって互生し、卵状楕円形で3本の脈があり、両面に毛があってざらつく。

キンポウゲ
そばの花 (8月中旬〜9月上旬)

乗鞍高原は信州でも有数のそば処。高原一面に白いそばの花が開花、初秋の爽やかな風に揺れます。
ウメバチソウ ウメバチソウ (乗鞍高原一の瀬 8月中旬〜9月上旬)

根出葉は柄があってハート形。高さは10〜40cmで、花茎には葉が1枚と花を1個つける。葉は、茎を抱いている。花期は8〜9月で2cmほどの白色の花を咲かせる。
 
 


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